移動中の服装
世界の人口の少なくとも3分の一は、それが観光であれ仕事であれ、毎年移動や旅行をしていると推定されます。バスや電車以外にも、多くの乗客が移動手段として飛行機を選んでいます。大西洋を横断する便の飛行時間は6時間を超えるため、旅行者は移動中には快適な服装を選ぶ必要があります。
レギンスと飛行機
飛行機の座席は狭いことで有名です。また、設計がお粗末なバスは、足元のスペースに余裕がないことが問題になる可能性もあるため、バギーパンツや薄い素材のズボンは避けましょう。一方で女性用のレギンスは伸縮性があり、しなやかで薄いため長距離フライトに最適です。
また、そういった素材は通気性が良く、吸湿性に優れています。ただし、レギンスは生地が薄く、座席のザラザラとした素材がかゆみの原因になることもあるので、座席の上に敷くクッションを用意しておくと良いでしょう。
ハイヒールは避ける
女性にお伝えしたい服装のヒントとして、移動中はハイヒールの着用を避けることをお勧めします。その一番の理由は安全性です。飛行機からの避難などの緊急時は足元の安定感や素早い移動が必要となりますが、ハイヒールを履いているとそれが難しくなります。さらにヒールを履いていると足首に負担がかかるので、座っているだけで数時間後には痛くなってしまうこともあります。
バッグは大きければ大きいほど良い
ご存知かと思いますが、飛行機には最大8キロまで荷物の機内持ち込みが可能です。乗客はよく機内持ち込みバッグに荷物を詰め込もうとしますが、他の荷物も入れるにはより大きなバッグが必要です。
鍵、サングラス、ガム、歯磨き粉、イヤホン、雑誌、ネックピローなどは機内持ち込みバッグに入れるべき物の例です。この場合、バッグは大きければ大きいほどいいですよね!
移動中に必要な物すべてを収納するには小さすぎるので、ハンドバッグやウエストポーチは持っていかないようにしましょう。
ジーンズは旅行には不向き
レギンスが旅行に最適だということは先に述べたとおりです。その理由は生地が柔らかく、ジーンズのように足を圧迫しないからです。ジーンズは、見た目はカッコよく見えるかもしれませんが、体を締め付けることから何時間も座り続ける時には最適な服とはいえません。
締め付けは腰回りが最もきつく、男性は股間に痛みを感じることもあります。飛行機やバスの中ではレギンスやスウェットパンツのほうが適しており、お気に入りのジーンズは到着するまでスーツケースに入れておくのがいいでしょう。
暗い色の服を選ぶ
移動時の服装に色は関係ないと思うかもしれませんが、それは間違いです。スーツケースを引っ張ったり、乗り換えたりすると、服が汚れやすいものです。ピンクのシャツやホワイトのパンツを着ていたら、汚れがすぐに目立ちます。暗い色の服を着ていれば、目的地に到着して着替える時間ができるまで汚れを隠してくれるでしょう。
移動時に適切な服装選びをすることは、大きな変化をもたらします。快適さから安全性、清潔さまで、次の移動時にどんな服を選ぶかは、決してどうでもよいことではないのです。